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ホホバオイルで頭皮の臭いは消えない!おすすめの頭皮クレンジング②

シャワーを浴びる男性の後ろ姿

頭皮の臭いにホホバオイル!その前に【頭皮クレンジング】とは?

頭皮クレンジングは、シャンプーとは別の所作

頭皮クレンジングは、頭皮の臭いとべたつきの元凶である、皮脂を取り除く事に特化したもの

③その頭皮クレンジング剤として、ホホバオイルを使用する

メイクを毎日されている女性であれば、「クレンジング」のことは良く分かっていらっしゃるかと思いますが、化粧品を使ったことが無い男性は、「クレンジング」の概念そのものがほとんどない気もします。

私のように、頭皮が脂性タイプの方は、週に2~3回程度(私の場合、秋と冬は毎日)、毛穴に入り込んでいるご自分の脂、シャンプーでは落としきれない目に見えない脂を、きちんと洗い落とすことが必要です。それは、シャンプーとは別の所作、「頭皮クレンジング」です。

幼少の頃から、シャンプーとリンスと石鹸(途中からボディソープ)くらいしか使ったことが無く、存在すら知らなかった私は「頭皮クレンジングって、何?」という感じでした。

頭皮クレンジングは、シャンプーする前に、まずは頭の表面に膜として張ってしまっているような皮脂、厳密には毛穴に入り込んで、取れにくい脂の塊となった「角栓様物質」や「細胞間のひずみから出てくる脂」、毛髪に付着した脂やヘアワックスなどを、油を使って吸着させて洗い落とすものです。

要は、「脂」を「油」で落とすんですね。「油同士の親和性を利用した」除去方法です。

まずは、こういったクレンジング系で皮脂をしっかり落とし、その後にシャンプーをしますので、実際には、頭を2回洗うことになります。

皮脂を取ることに特化した「クレンジング」と「シャンプー」は、役割が違うのです。

ホホバオイルで頭皮の臭いは消えない

ホホバオイルの使い方は、以下の通り2つあります。

①シャンプー前の頭皮クレンジング(お風呂の最中) 

②頭皮の保湿(お風呂の後) 

もし、あなたが、「ニオイを抑える目的で」、ホホバオイルを頭皮に塗られる場合、使い方として間違っています。

ホホバオイルは、人間の皮脂成分に近いというだけの、単なる「油(あぶら)」です。頭皮の皮脂も「脂(あぶら)」です。油で「頭皮のニオイ」は抑えられません。「単なる油」に、ニオイを抑制する効果はありません。髪がペタンコになるだけです。

頭皮のニオイ発生の元凶である「皮脂」を、20-30分のお風呂で取り切るのは難しく、以下2つの実行がベストです。

「頭皮クレンジング(ホホバオイル)」=「混ざりやすい油と脂の親和性」を利用して、皮脂を取る

「シャンプー(界面活性剤)」 =「混ざらない水と油」を「界面活性剤の乳化作用」を利用して、皮脂を取る

「頭皮クレンジング剤」はホホバオイルを使用し、シャンプー前に「頭皮クレンジングする」使い方が最適です。この、ホホバオイルを使った「頭皮クレンジング」によって「頭の脂が取れた結果」、間接的に、頭皮の臭いが抑えられるという訳です。

頭皮臭で悩まれている方が「ホホバオイル」を使用する1番使い勝手が良いのが、シャンプー前の所作「頭皮クレンジング」なのです。

頭皮クレンジングの方法

頭皮クレンジングに至るまでの流れ

①【予洗い(1分)】=頭皮と髪にお湯が浸透し、下準備が完了

頭皮と髪を、事前にお湯で十分濡らして、お湯を浸透させておくことで、汚れ成分の流動性が向上する下準備が完成します。

②【湯舟に浸かる(10~15分)】=発汗+毛穴の開き=皮脂が浮上しやすい環境が形成

体温上昇によって、発汗と毛穴の開きにつながります。皮脂が、毛穴や頭皮から浮き上りやすい環境ができます。その後に洗髪した方が皮脂汚れが落ちやすいです。

③【頭皮クレンジングとすすぎ】=皮脂除去の第1弾

水と油は分離する性質により、皮脂は水では落とせません。ただ、クレンジング剤の主成分は油であり、匂いの元凶となる皮脂も脂です。油と脂は同類なので、その親和性を利用して、油を使って脂を落とします。皮脂除去の第1弾です。すすぎは、この後にシャンプーと十分なすすぎが控えていますので、それほど時間をかけなくても良いです。

頭皮クレンジングの具体的な方法

シャンプーは、シャンプー剤を手のひらに取って、シャカシャカ泡立ててから、頭皮にコンタクトしましたが、頭皮クレンジングの場合、泡立てる必要はなく、頭皮に対してダイレクトにクレンジング剤をコンタクトさせます。

頭皮全体にいきわたるようにクレンジング剤を伸ばし、頭皮に刷り込むように頭皮マッサージをします。

つまり、下から順に「頭皮+クレンジング剤+指の腹」の構成となります。この3層構成は、頭皮クレンジングのマッサージが終わるまで常に意識してください。

具体的な内容と順番を整理しますと、以下になります。

①頭皮クレンジング剤を、頭皮にダイレクトにコンタクトさせる。

②頭皮クレンジング剤は、頭皮全体に刷り込むようにする。

③指の指紋側である指の腹を使って、頭皮をマッサージする。

④毛の生える領域全体をモミモミして、指が一切触れない頭皮の場所を作らない。

⑤緻密に、時にはダイナミックに。力はそれほど要らない。

頭皮クレンジングは、女性の髪の魅力と匂い対策のバランス取りが必要

ネット上では、シャンプーを2回して『頭皮脂君』の匂いを抑えようとする方を拝見しますが、私の場合「クレンジング」+「シャンプー」を採用しています。

ただ、頭皮クレンジングをやりすぎると髪が傷んでゴワつくというデメリットもあります。

特に女性にとって、ボリューム感ある豊かな髪、パサつきやゴワつきのない、潤いと艶のある髪は、魅力の一つです。

クレンジングしすぎることによるデメリット(髪の魅力が損なわれる)とメリット(臭い匂いが取れる)、をどうバランスを取っていくか、の見極めも大事と思います。

人によってはクレンジングの頻度を週に1~2回程度まで落としたり、頭皮クレンジングの前に、シャンプーを先行させて髪のキューティクルを保護した後に、頭皮クレンジングをするといった工夫もありかもしれません。

頭皮の臭いにおすすめの、ホホバオイル系の頭皮クレンジング商品

①ホホバオイル系で、オイリーな頭皮クレンジング

「無印良品:マイルドオイルクレンジング」 (株)良品計画

こちらは、頭皮の皮脂成分に近い「ホホバオイル系」のクレンジングです。オリーブオイルなども入っております。

ホホバオイルは、よくネットでも散見され、「ザ・オイリー」なのですが、こちらも界面活性剤を含有しているせいもあってか、「ザ・オイリー」というより、その名の通り「ややマイルド」な気がします。ただ、それでも下記のPure Naturalとは明らかに使用感が異なります。

使い方は、手のひらにクレンジング剤を取って、頭皮全体に刷り込むように使用します。

②ホホバオイル系で、非オイリーな頭皮クレンジング

「Pure Natural 頭皮すっきり クレンジング」 (株)b-ex 

申し訳ありません。2023年で販売中止となってしまいました。ホホバオイルやオリーブオイルなどの他に、界面活性剤も入っております。界面活性剤が比較的含有されているせいか、ホホバオイル系に特有の油っぽさが無く、私のお気に入りの一つでした。

③洗顔商品の応用

「ビオレ おうちdeエステ 洗顔ジェル」 花王(株)

自らの体を使って人体実験をする私としては(笑)、花王さんの「ビオレ おうちdeエステ 洗顔ジェル」もたまに使っていました。

泡立たないジェルタイプの洗顔料で、本来はイチゴ鼻と呼ばれる、毛穴が黒ずんでいる鼻や、脂っぽい肌の毛穴汚れに対して使用するものです。こちらも毛穴が開きやすいお風呂場での使用が推奨されています。

「え? 洗顔ジェルを頭に?」とお思いかと思いますし、メーカーもそんな使用方法は推奨しないかと思います。ただ、チャレンジャーの私は、顔も頭皮も1枚の皮でつながっていますので、自己責任の上でですが、自分の体を使って人体実験を繰り返しております(ひょ、ひょえー)。

この商品も、肌に負担をかけずに、毛穴に詰まった角栓となった皮脂を取り除く能力は高く、私の毛穴につまった皮脂を分解して落としてくれます。そして、最後はキッチリよくすすぎます。やりすぎると皮膚がヒリヒリしたり、赤くなったりするかもしれないので、私は自己防衛として、必ず経過観察はしっかりしています。

イレギュラーな使用方法なので、やはり一般の方にはおすすめはしません。上記①で事足ります。