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頭皮が臭い!お風呂上り直後の原因考察とドライヤーのコツ④

ドライヤーで髪を乾かす女性の後ろ姿

お風呂上がり、ドライヤーで髪の乾燥時に頭皮が臭い始めている女性の、原因考察

音声読み上げ

「お風呂後の、髪をドライヤーで乾燥させている状態から、既に頭皮が臭い始めて悩んでいるので、何か良いシャンプーなど教えてください」

という、とある女性の投稿について、考察してみます。

洗浄したはずのお風呂の直後に、既に臭っているというのは、きっと何かがおかしいです。「予洗い1分→湯舟10~15分→洗髪(クレンジングとシャンプー)→十分なすすぎ2~3分」を守っている場合、次の2つが考えられます。

【頭皮が臭い理由①】頭皮の、洗えていない場所がある

私も経験したから分かるのですが、お湯が目に入らないよう目をつぶって頭を洗っていると、洗っている位置が分からなくなる時があります。

後で分かったことですが、私は「前頭部(おでこ~天辺)・頭頂部(天辺)・つむじ」周辺は良く洗えているようですが、後頭部(目の真後ろ)やこめかみ(耳上の側頭部)、襟足(うなじよりやや上)等の洗髪が不十分で臭う時がありました。

「あれー?今日は何か臭うぞ!」という場合、「もう、やだー!早く帰って風呂風呂!」という感情面をなるべく押さえ、先ずはよく観察してみました。

場所はどの辺?(→後頭部から襟足にかけて)。一日の中での時間帯は?(→夜のコンビニで)。臭いの性質は?(→なんか脂っぽい?)と。勿論、帰宅した後での匂いチェックです。

地球儀

私のその時の臭い発生の場所は、後頭部と襟足でしたので、私は、上のイラストのように、頭を地球儀に見立て、こめかみから水平に真後ろにいく「太い赤道帯と南半球を特にしっかり洗う!」という意識をもつことで、目をつぶっていてもよく洗えるようになりました。

「観察→原因の見極め→対策」の結果です。

【頭皮が臭い理由②】頭皮の、洗っている時間が足りない(クレンジングとシャンプー)

指の指紋側である指の腹を使って、皮脂を取る作業の、テクニカルな上手さや下手さには個人差があるかと思います。美容師のテクニックを目指すより、素人ゆえに、時間を伸ばすことで匂い効果を検証する方向で、自分なりの正解を探った方が良いかと思います。予洗い1分はしっかりやるマストな部分です。頭皮クレンジングの目安は3~5分です。シャンプーの目安も3~5分です。すすぎは2~3分ですが、2分で足りなければ3分といった意味合いです。

頭皮の匂いを消す!【ドライヤーで髪を乾かすコツ】

お風呂後は、お風呂前とほぼ同じ乾燥状態にするのが理想です。結構、というかかなりしっかりやらないと同じになりません。因みに、私の場合、最初と途中までは温風、最後は冷風で閉めます。なぜでしょうか?

①温度が高いと水蒸気を多く含むことができてしまう、飽和水蒸気量のため

ここは、皆さん、中学理科で習いましたよね!飽和水蒸気量。温度が高いと、水蒸気を多く含むことができますが、温度が低いとそれほど水蒸気を含むことは出来ません。

②髪は表面積が大きいため

鳥の巣のイラスト

髪は表面積が大きいため、その毛髪量の多い部分を、例えば鳥の巣に見立てた場合、鳥の巣を高温のままにしておくと、蒸れをたっぷり含んだままになります。あとで温度が下がってくると、その鳥の巣に含有された水蒸気は水滴に戻り、結局は頭を十分乾かしていないことになり、ニオイには不利になると思います。

だから、ドライヤーの温風で十分に水分を飛ばした後の、最後の最後、クロージングの際には、余計な湿気を極力排除すべく、最後は冷風で、通気性も上げて、温度も下げて、蒸れを取り除くイメージです。

③頭皮の乾燥、保湿に悪いと思うのは、頭皮ケア対策の手持ちが少ないため

頭皮を乾燥させる際、「やりすぎは保湿に悪いじゃん!」という言い分も聞こえてきそうです。これも、お風呂後の頭皮ケア対策の手持ちが少ないゆえの気がします。また『頭皮脂君』ではなく、『頭皮カサカサ君』の言い分かもしれません。