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臭い匂いの抑制に効く!おすすめの成分とは?⑤

混雑した電車にいる男性サラリーマンの後ろ姿

顔の汗臭を防いでくれる成分

イソプロピルメチルフェノール「薬用石鹸ミューズ」※レキットベンキーザー・ジャパン(株)

コスパが圧倒的に良いです。私の顔の汗臭を防止してくれるので助かっています。

有効成分は、殺菌成分の代表格、イソプロピルメチルフェノールで、加齢臭や体臭、気になる汗のニオイをデオドラントしてくれます。因みに、イソプロピルメチルフェノールは、シャンプーのメジャーな殺菌成分の1つでしたね。大事なので改めて、下の通り、表を明記します。

有効性成分含有する医薬部外品シャンプー
殺菌①イソプロピルメチルフェノール①デ・オウ 薬用スカルプケアシャンプー(ロート製薬)
②太陽のさちEX薬用シャンプー(マックス)
②ミコナゾール硝酸塩①フケミンU(ダリヤ)
②メディクイック(ロート製薬)
③コラージュフルフルネクスト(持田製薬)
③サリチル酸①カダソンスカルプシャンプー(ワイズ製薬)
②スカルプD 薬用スカルプシャンプー オイリー(アンファー)
④ピロクトンオラミン①オクトシャンプー(ライオン)
②スカルプD 薬用スカルプシャンプー オイリー
(アンファー)
③コラージュフルフルネクスト(持田製薬)
⑤ベンザルコニウム塩化物(※ボディソープ)デ・オウ 薬用クレンジングウォッシュ(ロート製薬)
抗炎症グリチルリチン酸ジカリウム①デ・オウ、メディクイック(ロート製薬)
②フケミンU(ダリヤ)
③カダソンスカルプシャンプー(ワイズ製薬)
④ミノン(第一三共)
⑤スカルプD 薬用スカルプシャンプー オイリー(アンファー)
⑥太陽のさちEX薬用シャンプー(マックス)

尚、ベンザルコニウム塩化物を有効成分とするシャンプーは見かけませんが、ボディソープや、脇汗用や足の裏用の制汗グッズには良く出てくるものです。

塩化アルミニウム「オパシーデオソープ」※EWI Lab(株)

主要な含有成分は、塩化アルミニウム、プラチナコロイド、シルバーコロイドの3つ。塩化アルミニウムは、制汗成分で最も強力なものです。プラチナコロイドやシルバーコロイドは抗酸化作用や抗菌作用となります。この石鹸も私のお気に入りの1つです。ただ、貧乏性の私には、リーズナブルな「薬用石鹸ミューズ」で満足です(笑) また、チャレンジャーの私は、この商品で頭皮や髪を洗ったことがありますが、塩化アルミニウムが含有されているので、髪がゴワつきオススメしません。

脂臭い匂いを取る石鹸には、泡立てネットも合わせて使用する

ここで気を付けるべき点が1点あります。これらの石鹸をご使用する際は、必ず「泡立てネット」をご使用下さい。私は、「泡立てネット」で「薬用石鹸ミューズ」を泡立てて、その泡立てネットをそのまま使用して、顔や体を洗います。これが一番その石鹸商品の機能を発揮できます。「泡がうまい」とビール好きは言いますが、皆さん、お風呂では「泡こそ最高」とお考えください(笑)

シャンプー泡で顔を洗うのはNG

因みに、「シャンプーもボディソープも泡だから同じだろ!時短・時短!」という理屈で、私は昔、シャンプーの泡で、髪を洗う延長でそのまま、顔や体も洗っていましたが、「なんか、臭う!」となるので止めたほうがいいです。成分がそれぞれ違うので、その効果が変わるのです。

頭皮含め、臭い匂いを抑える!【制汗成分と殺菌成分】

『頭皮脂君』は、色々な考え方に基づき、色々な商品を試みるべきですが、その1つに、『頭皮脂君』の匂いの間接要因として、「皮脂」のほかに「汗」があります。一般的な「汗の抑制成分の目安」は以下表の通りです。

また、体が臭う場所としては、頭皮だけでなく、脇の下や足の裏も見過ごせません。体臭対策として共通する情報になるかと思いますので、殺菌成分も表2の通り明記します。

<表1:制汗成分>

成分制汗作用・皮膚刺激脇用商品(医薬部外品)
塩化アルミニウム
強(汗腺にフタ)・△パースピレックス(デンマークRiemann社)
クロルヒドロキシ
アルミニウム
中(汗腺にフタ)・〇メンソレータム リフレア(ロート製薬)
パラフェノール
スルホン酸亜鉛
弱(毛穴引締め)・〇デ・オウ デオドラント ロールオン(ロート製薬)
ミョウバン
弱(毛穴引締め)・〇※焼ミョウバン デオナチュレ ソフトストーン(シービック)

この表はあくまで一般的な傾向を示すもので、例えば、ミョウバンタイプの「デオナチュレ ソフトストーン」は脇用に良い商品と思いますが、製法などにノウハウがあると考えています。

因みに、塩化アルミニウム含有商品を頭に使用すると、髪がゴワつき使用不可です。

<表2:殺菌成分(医薬部外品)>

シャンプー商品(医薬部外品)ワキ用・足用の商品(医薬部外品)
イソプロピルメチルフェノールデ・オウ 薬用スカルプケアシャンプー(ロート製薬)・メンソレータム リフレア(ロート製薬)
・デオナチュレ ソフトストーン(シービック)
ミコナゾール硝酸塩メディクイック(ロート製薬)
サリチル酸カダソンスカルプシャンプー(ワイズ製薬)・ブテナロック 足洗いソープ(久光製薬)
ピロクトンオラミン(オクトピロックス)オクトシャンプー(ライオン)
ベンザルコニウム塩化物※デ・オウ 薬用クレンジングウォッシュ(ロート製薬)・メンソレータム リフレア(ロート製薬)
・デ・オウ デオドラントロールオン(ロート製薬)

ここで面白いなあと思える点があります。

例えば、ワキ用商品であるロート製薬の「メンソレータム リフレア」を例に取りますと、表1の制汗成分であるクロルヒドロキシアルミニウム、表2の殺菌成分であるイソプロピルメチルフェノールおよびベンザルコニウム塩化物、という有効成分を含有しています。表2の殺菌成分であるイソプロピルメチルフェノールおよびベンザルコニウム塩化物は、シャンプーの有効成分でもあります。

要は、シャンプー用で含有している殺菌成分は、ワキや足用にも展開されている点です。

考えて見れば当たり前かもしれません。人間の皮膚に接触させるものなので、刺激が強くなく、汗や皮脂の匂いを抑えることを目的にしているので、似たような成分になってしまうのかもしれませんね。