<頭髪異臭君編:第2部・第6章>
秋や冬に頭が臭くなる、私の悲しいシーン
イラスト動画 ←※特殊症状で伝わりにくいため、1-2分のイラスト動画で章の全体が把握しやすいです。
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頭が臭い『頭髪異臭君』のせいで、千年の恋も冷める出来事を逆の立場ではっきり認識
思い返せば、私の青春時代も悲しく残酷なものでした(勿論、皆さんも残酷なもの、色々お持ちかと思います)。
私は小学生の頃は、どちらかと言うとスポーツが得意で、クラスでも目立つタイプでした。
そんな私のことを、小学生の頃から、ずっと好きで居てくれた同学年の女子生徒と、高校生になった冬に電車の中でたまたま、遭遇しました。残酷な冬の季節の夕方から夜です。
彼女はその時、女友達と2人でした。
よりによって、その2人とも、私が小学生の頃から知っている女子でした。
当然ながら、降りる駅は一緒です。
その彼女達2人は、電車の中で私に話しかけるつもりだったのか、私に近寄って来るようでした。
電車が停車しようと、減速しはじめていた良いタイミングだったのと、電車が停車した後に上らなければならない駅の階段が、先頭車両から一番近いということもあって、私は逃げるように前へ前へと車両を移動しました。
ただ、電車自体が完全停車しておらず、先頭車両のドアはまだ開かず、ドアの近くで待機せざるを得なかった時、結局二人に追いつかれてしまいました(ガーン)
その彼女はもう一方の女友達に対して、こう言いました。
「なんか、、、、、臭くない?」と。
私にとって、その一言はあまりにショックで、あまりに衝撃的でした。
こんな現実が、実際に起こりうるのかと。
一日にして千年の恋も冷めるような出来事を、逆の立場でハッキリと認識しました。
悲しくて仕方のない思い出、残酷な出来事、今から30年前の出来事ですが、今でも鮮明に覚えている、思い返すたびに胸が痛む過去の話です(どうか、ご一緒に、お涙を(笑))。
頭が臭い『頭髪異臭君』のせいで、自分に好意を寄せてくれた女性を失望させる
また、こんなこともありました(え?まだあるの~?って、まあブログ的ですから、ごめんちゃい)。
浪人時代に1年間予備校に通っていましたが、真後ろの席の女の子が、どういう訳か分かりませんが、私のことを好きだったようで、講義の合間の、教室や廊下ですれ違うたびに「大好きですオーラ」がすごく出ていました(どーせ、あんたの勘違いやろ?笑)。
元々、照れ屋だった私(純情☆少年)は、その女の子に勇気を出して自ら話しかけることもできず、というより、1つでも上のランクの大学に行くために本気で勉強をしていたこともあって(毎日13時間)、今は彼女を求めるべきではない、予備校のお金を出してくれた自分の親に対して、その感謝を、結果として表現する意味でも、何とかして1つでも良い大学に入り、親を喜ばせたい、この1年は恋愛や遊びといったことに一切脇目も振らず、とにかく勉強、勉強、集中、集中、とにかく偏差値アップが第一優先、と思っていました(なんて、親思いのええ奴や~)。
でも、私にとっても彼女はやっぱり可愛らしく、なんだか輝いており、とても素敵で、心の中で「なんか、いいなぁ、気になるなぁ」と思える相手でした(恋って、ええなあ!!)。
現役時代だった高校3年の時、大学受験で全敗して、その春から予備校に通い始め、彼女からの、ずーっと私を見つめてくる態度が秋ごろから、なぜか突然変わり始めました。
今までの「大好きですオーラ」は、嘘のように無くなり、私には目もくれず、全く相手にされていない感じでした。
ここは恐らくですが、秋ごろから臭い出す『頭髪異臭君』がどういったシチュエーションかは何となく察しはつきました。月1テストの時のみ、順番どおりの座席に整列させられ、彼女は私の席の真後ろだったので、その時、彼女に私の匂いをハッキリ認識されてしまったんだな、彼女を失望させてしまったんだな、と思わずにはいられませんでした。そのことに自ら気が付いた時、血の気が引けると同時に、時間が経つにつれ、やり場のない悲しみで涙があふれてきました(ガーン)。
ひょっとすると、その彼女に彼氏が出来た可能性も無くはないですが、浪人時代で一番大事な受験前の秋から冬にかけて、恋愛にうつつを抜かすことは少し考えにくいです(でしょ?)。
お陰様で、翌年には第一志望の大学に晴れて入学することができましたが、もし『頭髪異臭君』という悩みを自分が抱えていなかったら、もし『頭髪異臭君』という現象がそもそも自分と無縁であったなら、春にでもその彼女に告白ということもあり得たでしょうが、当時の現実を踏まえると、あくまで妄想でしかないですね。
これも悲しい過去の一つです(もう一度、お涙頂戴たてまつりたく・・・)。
気を使ってくれた!?男友達には感謝の気持ちでいっぱい
それでもね。
まだ、社会に出たことのない中学生、世間の右も左も分からない中学生という若い頃、これから人生が本格的に始まるともいえる時期に、いきなり何という重いハンディキャップを背負わされたことか。
勉強と部活の両立、交友関係の良好な維持など、頑張ることが多い学生にとって、『頭髪異臭君』のメカニズムの解明は、時間的なゆとりの無さという意味でも厳しく、問題の難易度としてもハードルが高すぎます。
自分の意思とは無関係に、制御不能な『頭髪異臭君』の現象に、ただただ、振り回され続け、悩み解決のために試行錯誤を続けながらも、結局は有効打がなく、少しでも周囲の人に自分の匂いがバレないように耐え忍ぶしかないこの辛さ、一体、この悪夢はいつまで続くのか(マジ)。
秋冬にスポーツで汗をかいても、屈託なく自由に笑っていられる他人を、心の底から羨ましくも思いました(マジ)。
しかも、自分以外の大部分の人間がそうなのであります(なんてこったー!!)。
そして、35年の時を経て、ようやくこの悪夢から目覚めることが出来ました。
恋愛関係ではうまく行かないことが多かったですが、一方で、今思えば、私と仲良くしてくれた男友達には、感謝の気持ちでいっぱいです(親しき中にも礼儀あり、って本当ですよ!)。
それは、私が自分の匂いを気にしているしぐさが伝わったのか不明ですが、「お前、なんか臭うよ」なんてことを、仮に思っていても、面と向かってハッキリと言われたことは、特に高校以降は全くないのです。
恐らく陰ながら気を使ってくれて、それでも仲間として迎え入れてくれて、一緒に遊んで、つるんで、気になる異性の話に花を咲かせ、共にバカなこともしながら受験も頑張った、本当に仲良くしてくれた、そういうありがたい友達に対して「色々と気を使ってくれて、ありがとう」とは、『頭髪異臭君』から解放された今であっても、決して面と向かっては、やはり言えないですが、でも、本当に友達って有難いものですね。
30年以上たった今、改めて当時を振り返ると、本当にそう思います(あいつら、元気にしてるかなー 笑)。
この章のまとめ
私の2つの悲しいエピソードをご紹介しましたが、やはり『頭髪異臭君』は日常生活の、特に恋愛には不向きな症状です。『頭髪異臭君』の解決はあまりにもハードルが高く、同じ悩みの人間が周囲には居ないのでメンタルもやられがちですが、そんな中でも、仲良くしてくれた男友達には感謝しています。
コメント一覧 (8件)
私も家族や友達とかにはっきり言われたことはないです。
でも、私が感じている以上に匂っていないかすごく気になります。
コギケツ様
コメント、有難うございます。
確かに、人のニオイを指摘するのは、なかなか難しいと思います。逆も然りと思います。自分のニオイって、感じにくいものですが、『頭髪異臭君』のニオイはハッキリ自覚できますが、他人にどこまで気づかれて、感じられているか、は難しいですよね。
私も、恋愛関係ではいい記憶がありません。常に『頭髪異臭君』を意識してしまい、思い切り恋愛を楽しめた感がありません。
『頭髪異臭君』ってそうなんですよね、と共感しました。
黒鯛様
コメント、有難うございます。
やっぱりそうですよね、『頭髪異臭君』は共通して、思い切り恋愛を楽しめないんですよね。。
これは、『頭髪異臭君』特有の2次的症状ですよね。
臭いが気になるというのは特に恋愛にはすごく残酷に働く思います…。私も好きな人に臭いだなんて絶対思われたくないせいで諦めてしまったり、至近距離が怖すぎたり😭
あか様
有難うございます。やはり男性にとっても女性にとっても『頭髪異臭君』は恋愛には不向きですよね。
やはり、きちんと解決するしかないので、そのお手伝いをさせて頂きますね。
私は人から指摘された経験があり、その時に自分が感じていたこの臭いが勘違いではなく現実なんだと改めて絶望しました。
けい様
コメント有難う御座います。お辛い経験をされていますね。。「とある実践」一緒に頑張りましょう!