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【体験物語③】 外気に触れると臭い

冬の夕方、長い髪が外気の風になびいている、スーツ姿でセミロングの日本人女性の後ろ姿

外気に触れると髪が臭い!私と同じ症状の方との遭遇

冬に会社で遭遇した、初出社のOLさん、『頭髪異臭君』のせいで翌日は会社に来ない、悲しい出来事。

冬にバスで遭遇した、美容第一の奥様、『頭髪異臭君』ご不満をご息女に漏らす、悲しいシーン。

冬に電車で遭遇した、お兄さん、ご自分の『頭髪異臭君』ニオイが気になり、会話に集中できない、悲しいシーン。

➍ネットでの悩み相談系やQ&A、赤裸々に悩みを相談しても、『頭髪異臭君』を知らない人からの助言は、空回り

私の仕事は、使命感を持って積極的に発信し、情報共有し、各方面の専門家のご協力を頂きながら、科学的・医学的にメカニズムの解明を進め、最終的に解決に結びつけること

外気に触れると髪が臭くなる『冬・外気・頭髪異臭君』に打ちのめされ、泣きたくなるような、苦しかった日々(まるで、残酷物語のヒーローや)。

私と同じように『頭髪異臭君』悩んでいるであろう方々に、偶然にも何度も遭遇しました(涙)。

①外気のせいで髪が臭い! 会社での気の毒なOLさん

会社オフィスの風景イラスト
涙を流すOLのイラスト

例えば、途中入社で会社に入って来られた30代のOLさん。

それは冬の季節の夕方、オフィスでそのOLさんは部門長に誘導されながら、各デスクに座っている社員の方々に対し、丁寧に頭を下げながら、デスクの島ごとに、出社初日の挨拶回りをされていました。

その方が、私の所に来て、おじぎをされ、長い髪が垂れ下がり、頭を上げられたその直後です。「モワン」と漂う、独特のニオイに出くわしました。

小綺麗にされている容姿で、さらに女性だから、より一層、気の毒に思いました。そのOLさんは、初日のご挨拶のみの出社で、次の日からなぜか2度と会社に来ることはなく周りの皆さんは不思議に思っていましたが、私にはその理由が、悲しい、髪が外気臭くなる『頭髪異臭君』のせいだろうと、容易に察しがつきました。

「働く」という前向きな意欲があるにも関わらず、制御不能な『頭髪異臭君』のせいで、ご自分の活動さえ制約されてしまう事は、どんなに悲しく、どんなに不幸なことかと、自分のことのように胸が傷みます。

②外気の風で髪が臭う! バスでの気の毒な奥様

バスの座席のイラスト
中年女性の涙を流すイラスト

また、別のシーンでは、これまた冬の季節、私一人でバスに座っていた時に、ちょうど私の前に座られた40代くらいの奥様。

その奥様が、ご自分の髪を何度か手で触り、鼻をさりげなくクンクンさせながら、そのニオイに困惑した感じで、隣に座る高校生くらいのご自分の娘さんに話をされている。

「この時期は何でこう、外気のニオイが付いちゃうんだろー、本当に困っちゃう、もうヤダー」くらいの部分的な話が、目の前に座られたので自然と聞こえてきました(故意ではありません 笑)。

身なりもきちんとしている方だし、美容を第一にする女性だから、余計に気の毒と思いました。

③髪が外気の匂いの、電車での気の毒なお兄さん

夜の電車内のイラスト
青年が困惑して汗を流すイラスト

また、別のシーンですが、冬の季節の夜、私が電車に乗り込んだら、どこからともなく漂ってきた、どこか懐かしいような「独特のニオイ」。

一瞬、「え?自分?? 昔の『冬・外気・頭髪異臭君』に戻っちゃった!!!?」と焦って、自分の頭をさりげなくクンクンしましたが、ニオイなし。

すぐ後ろを見ると、男女3人のお仲間のうち、私の真後ろのお兄さんの頭から、どうやらそのニオイが漂ってきます。

3人で輪を作るように、皆さん仲良く会話しているのですが、そのお兄さんだけ、心ここにあらずという会話の受け答えでした。

恐らく、ご自分のニオイが気になって、気になって、会話に集中できず、笑いもなく、気が気じゃないんだろうと思いました。

因みに、『頭髪異臭君』は、「ワキガ」で悩まれている方と同様、ニオイを気にするあまり、本来備わっている集中力が勿体ないのですが発揮できず、また一歩間違えると、対人恐怖症にもなりかねない人生を、残念ながら歩まざるを得ない、悲しい一面もあります。

④ネットでの悩み相談、教えて系や知恵袋系のQ&A

Q&Aの文字のイラスト
女子学生が涙を流し方を落として歩くイラスト

教えて系や知恵袋系のQ&Aのサイトを通じて分かったことは、本当に深刻に悩まれている方々がそれなりにいらっしゃいます。

特に、否応なしに集団生活を強制される、若い中学生や高校生が本当に悩んでいて、切羽詰まった状況の中、身元がバレることはないとは思いますが、それでも投稿には勇気が必要と思います。

勇気を振り絞ってご自分の症状や悩みを赤裸々に打ち明けているのにも関わらず、回答者の方々からは、ご自分で経験したことが無い理由からか、きちんとした解決策が示されておらず、相談相手も居ない中、一人、外の空気に触れると髪が外気臭くなる『頭髪異臭君』の症状に絶望している子供たちがどんなに多いことだろうと、本当に不憫でなりません。

共通の世界観を持つ『頭髪異臭君』同士だから分かるのですが、私のざっくりとしたネット調査でも、数十人は投稿履歴があり、実際の潜在性はもっと大きいかと思います。

⑤私の仕事

さて、現在、イジメを理由に自殺してしまう子供のニュースを見ると、子を持つ親として、私は言葉に出来ない悲しみを感じています。イジメの発端は分かりませんが、イジメや陰口、登校拒否やノイローゼ、精神疾患等の原因が自らのニオイであるならば、何としてもお役に立ちたいのです。

勿論、私は医者ではないので医学的な説明は少し厳しいですが、この特定分野における35年の試行錯誤の実体験や、ネットサーフィンをしまくって、知り得た知識はそれなりにあると思います。実際、私は冬タイプを大幅に軽減できました。出来ましたが、科学的・医学的なアプローチが不十分なのです。この部分を強化していくつもりです。

そして、今の段階では、実際に『冬・外気・頭髪異臭君』経験して、大幅に軽減した私が、積極的に皆さんに情報として発信していかないと、こりゃ本当にダメだな、まずいな、やばいな、とある意味、使命感すら覚えていますし、この問題解決は、各方面の専門家のご協力を頂くためにも、私が率先して果たさなければならない仕事と考えております。

会社員が何か真剣に考え事をしているイラスト

外の空気に触れると髪が臭い!私の悲しい恋愛エピソード

①髪が外気の匂いの、私の悲しい過去1

がっくりして地面に両手をついている悲しいイラスト

さて、思い返せば、私の青春時代も悲しく残酷なものでした(勿論、皆さんも残酷なもの、色々お持ちかと思います)。

私は小学生の頃は、どちらかと言うとスポーツが得意で、クラスでも目立つタイプでした。

そんな私のことを小学生の頃からずっと好きで居てくれた同学年の女子生徒と、高校生になった冬に電車の中でたまたま、遭遇しました。髪が外気臭くなる、残酷な冬の季節の夕方から夜です。

彼女はその時、女友達と2人でした。

よりによって、その2人とも、私が小学生の頃から知っている女子でした(ガーン)。当然ながら、降りる駅は一緒です。

その彼女達2人は電車の中で私に話しかけるつもりだったのか、私に近寄って来るようでした。電車が停車しようと減速しはじめていた良いタイミングだったのと、電車が停車した後に上らなければならない駅の階段が、先頭車両から一番近いということもあって、私は逃げるように前へ前へと車両を移動しました。

ただ、電車自体が完全停車しておらず、先頭車両のドアはまだ開かず、ドアの近くで待機せざるを得なかった時、結局二人に追いつかれてしまいました(ガーン)

その彼女はもう一方の女友達に対して、こう言いました。

「なんか、、、、、クサくない?」と。

私にとって、その一言はあまりにショックで、あまりに衝撃的でした。

こんな現実が、実際に起こりうるのかと。

一日にして千年の恋も冷めるような出来事を、逆の立場でハッキリと認識しました。

悲しくて仕方のない思い出、残酷な出来事、今から30年前の出来事ですが、今でも鮮明に覚えている、思い返すたびに胸が痛む過去の話です(どうか、ご一緒に、お涙を(笑))。

髪が外気臭い、私の悲しい過去2

また、こんなこともありました(え?まだあるの~?って、まあブログ的ですから、ごめんちゃい)。

浪人時代に1年間予備校に通っていましたが、真後ろの席の女の子が、どういう訳か分かりませんが、私のことを好きだったようで、講義の合間の、教室や廊下ですれ違うたびに「大好きですオーラ」がすごく出ていました(どーせ、あんたの勘違いやろ?笑)。

元々、照れ屋だった私(純情☆少年)は、その女の子に勇気を出して自ら話しかけることもできず、というより、1つでも上のランクの大学に行くために本気で勉強をしていたこともあって(毎日13時間)、今は彼女を求めるべきではない、予備校のお金を出してくれた自分の親に対して、その感謝を、きちんと結果を通じて表現する意味でも、何としてでも良い大学に入り、親を喜ばせたい、この1年は恋愛や遊びといったことに一切脇目も振らず、とにかく勉強、勉強、集中、集中、とにかく偏差値アップが第一優先、と思っていました(なんて、親思いのええ奴や~)。

でも、私にとっても彼女はやっぱり可愛らしく、なんだか輝いており、とても素敵で、心の中で「なんか、いいなぁ、気になるなぁ」と思える相手でした(恋って、ええなあ!!)。

現役時代だった高校3年の時、大学受験で全敗して、その春から予備校に通い始め、彼女からの、ずーっと私を見つめてくる態度が秋ごろから、なぜか突然変わり始めました。

今までの「大好きですオーラ」は、嘘のように無くなり、私には目もくれず、全く相手にされていない感じでした。

ここは恐らくですが、秋ごろからニオイだす『冬・外気・頭髪異臭君』がどういったシチュエーションかは何となく察しはつきました。月1テストの時のみ、順番どおりの座席に整列させられ、彼女は私の席の真後ろだったので、その時、彼女に私のニオイをハッキリ認識されてしまったんだな、彼女を失望させてしまったんだな、「お風呂入っていない、こんな不潔な人になんで恋心を抱いてしまったのか・・」くらいに思われたのかもしれません。そのことに自ら気が付いた時、血の気が引けると同時に、時間が経つにつれ、やり場のない悲しみで、景色が涙でゆがんでいきました(ガーン)

ひょっとすると、その彼女に彼氏が出来た可能性も無くはないですが、浪人時代で一番大事な受験前の秋から冬にかけて、恋愛にうつつを抜かすことは少し考えにくいです(でしょ?)。

お陰様で、翌年には大学に晴れて入学することができましたが、もし髪が外気臭くなる『頭髪異臭君』という悩みを自分が抱えていなかったら、もし『頭髪異臭君』という現象がそもそも自分と無縁であったなら、春にでもその彼女に告白ということもあり得たでしょうが、当時の現実を踏まえると、あくまで妄想でしかないですね。

しくしくと涙を流す男性のイラスト

これも悲しい過去の一つです(もう一度、お涙頂戴たてまつりたく・・・)。

友達のありがたさ

それでもね。

まだ、社会に出たことのない中学生、世間の右も左も分からない中学生という若い頃、これから人生が本格的に始まるともいえる時期に、いきなり何という重いハンディキャップを背負わされたことか。

勉強と部活の両立、交友関係の良好な維持など、頑張ることが多い学生にとって、『頭髪異臭君』のメカニズムの解明は、時間的なゆとりの無さという意味でも厳しく、問題の難易度としてもハードルが高すぎます。

自分の意思とは無関係に、制御不能な『冬・外気・頭髪異臭君』の現象に、ただただ、振り回され続け、悩み解決のために試行錯誤を続けながらも、結局は有効打がなく、少しでも周囲の人に自分のニオイがバレないように耐え忍ぶしかないこの辛さ、一体、この悪夢はいつまで続くのか(マジ)。

秋冬に、外のスポーツで汗をかいて、教室で、屈託なく自由に笑っていられる他人を、心の底から羨ましくも思いました(マジ)。

しかも、自分以外の大部分の人間がそうなのであります(なんてこったー!!)。

そして、35年の時を経て、ようやくこの悪夢から目覚めることが出来ました。

恋愛関係ではうまく行かないことが多かったですが、一方で、今思えば、私と仲良くしてくれた男友達には、感謝の気持ちでいっぱいです(親しき中にも礼儀あり、って本当ですよ!)。

それは、私が自分のニオイを気にしているしぐさが伝わったのか不明ですが、「お前、なんかニオうよ」なんてことを、仮に思っていても、面と向かってハッキリと言われたことは、特に高校以降は全くないのです。

恐らく陰ながら気を使ってくれて、それでも仲間として迎え入れてくれて、一緒に遊んで、つるんで、気になる異性の話に花を咲かせ、共にバカなこともしながら受験も頑張った、本当に仲良くしてくれた、そういうありがたい友達に対して「色々と気を使ってくれて、ありがとう」とは、『頭髪異臭君』から少し解放された今であっても、決して面と向かっては、やはり言えないですが、でも、本当に友達って有難いものですね。

30年以上たった今、改めて当時を振り返ると、本当にそう思います(あいつら、元気にしてるかなー 笑)。

学生4人が肩を組んで楽し気なイラスト