<頭皮脂君編:第1部・第4章>
頭が臭い対処法までの試行錯誤
頭皮のにおいを消す解決策として、シャンプーやクレンジング1択だけでは解決には不十分
『頭皮脂君』で悩まれている皆さんは、色々なシャンプーを試しに使われて、ご自分に合うものを探されているかと思います。また、そんな中で、みなさん、薄々と気付かれているかと思いますが、ズバリ、はっきり言います。
『頭皮脂君』で本当に悩んでいる場合、シャンプーやクレンジング1択だけでの解決は、不十分と思います。
コンビネーションによる総合力で解決を目指す
私は、前述した「私の考える頭の洗い方」+「クレンジング」+「シャンプー」+「頭皮ケア」+「α」をうまく組み合わせた「コンビネーション」による総合力で、悩みの解決を図ることを目指しました。何故なら、この頭皮の匂い軽減は、大変難しいからです。
匂い測定機との格闘
ところで皆さん、人体の匂いを測定する機械「ニオイチェッカー、クンクンボディ」というモノ、ご存知でしょうか?
過去に販売されていましたが、残念ながら、今では販売中止、その理由は不明です。勿論、機械よりも人間の嗅覚の方が上ですが、このマッシーン、何が良いかというと、足、脇、頭、口臭、耳裏など、その器官の特徴的な匂いが事前にデータとしてインプットされており、そのデータを踏まえ、対象の方の匂いレベルや強度などを数値で測れる、という優れものです。
(「自臭症」「PATM」と思われる患者へのご対応として、病院でもこの手の客観的で高精度の機械が導入されてほしい、というささやかな期待もしたりもしています)。
勿論、機械よりも人間の嗅覚のほうが、遥かに繊細で精密かと思いますが、客観的なデータとして、一つの目安になりますし、上述の「コンビネーション」を踏まえ、シャンプーをAからBに変えたとき、匂いの数値はどう変化したのか、或いは、シャンプーはAのままで、クレンジングをCからDに変えた時、匂いの数値はこう変化した、といったデータが測定できるので、最高のコンビネーションが出来上がるじゃん!と、テンションも上がりました(笑)
最寄りの駅の1つ手前で降りて、後は40分ほど歩いて帰宅。服を脱いだ直後の、少し汗をかいた状態で、直ぐに測定するルールを課します。また、毎日のお天気ニュースを踏まえ、天気・気温・風速といった外部環境のデータもしっかり取りながら、客観的なデータとなるよう、なるべく条件が同じになるような工夫もしました。
尚、このクンクンボディ、皮膚から何センチか浮かして、測定時間は15秒程度というルールがあります。実際にやってみると分かりますが、15秒近くも空中の一か所にとどめさせると、機械を持つ手はプルプル震え、計測の誤差も出やすくなります。皮膚に軽く付ける感じで、厳しめに測定するという独自ルールに変更したり、何かと試行錯誤でした。
そういったデータを蓄積し、統計処理と解析をしたあと、一体、何が見えてくるのか。そして、最終的にどうなったのか。
まあまあの、コンビネーションは一応、出来上がりました。出来上がりましたが、どうしても突き破れないのです。同じレベルをうろちょろしている感じ(ガーン)。。
そう、今ひとつなのです。皆さんにご紹介するには、今一歩。何よりも、自分自身が納得できていないのです。
そこから、私の第2の戦いが始まりました。
洗っても頭皮がすぐに臭くなる!頭皮の匂いの対処法
そもそも、匂いのメカニズムは?対処方法は?
どうして、この臭うという事実があるの?
仮説を挙げるだけ挙げて、1つ1つ検証してみる?
匂い対策として、その考え方って、ロジカル?
自分が、自分に対して、自分の言葉で、匂いのメカニズムと対処法を説明すると、どうなる?
あーでもない、こーでもないと、思考をグルグルめぐらせ、本気で考え抜きました。自然と疑問も色々出てきます。色々な事も同時に調べ、理解と思考と実践を繰り返しました。
その結果、これなら、自分でもまあ納得、というものに、ようやくたどり着きました。
頭皮が臭い匂いの原因や理由、対策の難しさ
シャンプー直後は、頭皮も綺麗で、基本的には臭わないかと思います。
ただ、半日、一日と時間が経つにつれて、頭皮が脂っぽくなり、臭うのです。
一つは、時間による変化です。

一体どんな変化が起きているのでしょうか?
原因はネットでも色々と言われており、常在菌のアンバランスだ、皮脂の酸化だ、などなど。
ただ、原因は、本当にそうなのでしょうか?
仮にそうだとしても、対策が、この対策が、特に難しいのです。
想定される頭皮の匂いのメカニズムからの狙い撃ち
2つの方向で進めました。
一つは、私は、無作為に、数多くのモノを手当たり次第、試して、たまたまヒットしたということではなくて、匂いのメカニズムは恐らくこうだから、こういう商品があると良い。こういう商品は今現在、世の中にあるの?ないの?と、こちらからの狙い撃ちです。
ありました。幾つかの候補が挙がり、取り寄せました。そして、どれが一番効果を実感出来るか、自分の体を使ってのスクリーニング(ふるい化)です。というのも、最近の商品は、成分表記はありますが、その成分がどれくらい入っているかの、含有率の表記はないため、効果は実際に試してみないと分からないのです。
つまり、私の「おすすめ」というものは、決してアフィリエイトのような手数料の収入目的ではなく、純粋に、実体験に基づいた結果となります。
世の中の良いと思われる商品を片っ端から徹底的にトライ
もう一つは、匂い対策として、世の中から良いと思われる商品を、片っ端から徹底的にトライする方向です。
皆さん、お気づきかもしれませんが、私の強みは「匂いを何とかする!」という強い意思、そして自分の体を使って色々と試行錯誤を繰り返すことです。
そして上記2つから選び抜かれたものは、自動的に厳選され尽くしたものになるかと思います。
この章のまとめ
自分も含め、頭皮の匂いを気にする方は、シャンプーでより良いものを探す傾向に走りますが、シャンプー1択では解決できないと早々に割り切り、ほかの分野を開拓すべきです。私の場合、問題のハードルの高さから、「コンビネーション」による総合力で、悩みの軽減を図ることを目指しました。