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【体験物語④】 外出すると髪が臭い!髪が臭くならない対処法

外出すると髪が臭い悩みが解決できた女性の写真

外出すると髪が臭い!市販商品での対処法は?

摩訶不思議な症状である、外出すると髪が臭い、私の『頭髪異臭君』に対して、効果が無かったシャンプーやサプリを挙げるとキリがなく、ここでは控えますね。

それは、多くの企業が消費者の悩みを解決すべく、成分そのものや配合を考え、試験を繰り返し、そのデータやモニター活動を踏まえながら、自信を持って世に送り出してきたものの、多種多様な症状と悩みを全てカバーできることは難しく、製品の批判あるいは誤解にも繋がりかねないので控えます。

あくまで私が直面した、この特異な、外出すると髪が臭い『頭髪異臭君』の症状というより、少なくとも一般的な症状である、頭皮が脂っぽく、匂いが気になる『頭皮・脂君』に対して、汗臭を防いでくれた市販品や、香りによって不快臭を抑えてくれた市販品です。

残念ながら『頭髪異臭君』に対しては、現在、市販されているものでは、最高でも△✖しか付けられず、根本的な解決策にはなりません。

一方で、『頭皮・脂君』に対しては、上記記載の表の通り、〇や△は付けられましたが、◎を付けられるものがないのが課題でしたので、次の私の研究課題となりました。

尚、世に出回る全ての商品は試すことが出来ていないので、広い視点からすると限定的ですので、ほかに効果の高い商品も色々とあるかもしれません。

外出前の匂いケアに

「マンダム モワトレ 薬用デオドラントショット」(医薬部外品)

外出すると髪が臭くなる『頭髪異臭君』に対する根本的な原因の解決にはなりませんが、外出前のケア商品として、私にとって当時は一番頼もしかったです。

シャンプーではなく、ヘアケアスプレーになりますので、外出前やお風呂上りに使用するものでした。

この商品の有効成分である、殺菌成分の「リゾチーム塩酸塩」及び「イソプロピルメチルフェノール」、また、制汗成分である「パラフェノールスルホン酸亜鉛」の配合が、『頭髪異臭君』の私にも比較的良い効果を発揮。

ただ、残念ながら、卵アレルギーを持つお子様がアナフィラキシー症状を起こしたという、数件の健康被害があり、結局、販売中止。今となっては、ほぼ入手できず、幻の商品となってしまい、残念で仕方ありません。

外出しても髪が臭くならない商品の販売中止で、ショックだった「ガーン」という文字

頭のニオイに悩む方々には、かなり人気があったのではと推察しますし、私にも良い商品でした。

ただ、こういった、消費者の健康被害をそのまま野放しにしてしまったら、ダメージを受けてしまうであろう「企業ブランドの保護」を最優先に考えられたマンダムさんの判断は、流石と言えます。

流石と言えますが、一方で、ニオイに悩む私や(恐らく)多くの人にとって、非常に残念、というのが正直なところかと思います。

幸い、この販売中止は、私にとって「本気で、自分で、何とかして、外出すると髪が臭くなる『頭髪異臭君』の解決策を見つける!!!」という強い覚悟が出来た出発点になりました。

外に出ると髪が臭くなる症状の解決を本気で献身するイラスト

入浴時のシャンプーとして

ロート製薬「デオコ」スカルプケア シャンプー(化粧品)

こちらも『頭髪異臭君』の原因を駆逐できるものではないですが、このシャンプーは「医薬部外品」ではなく「化粧品」となります。

「化粧品」のせいか、汗臭防止効果の代表格である殺菌成分の「イソプロピルメチルフェノール」が入っていないのが1つ目の特徴です。

界面活性剤として、ラウレス硫酸Naや、オレフィン(C14-16)スルホン酸Naが入っているので、使用感としては、洗浄力と脱脂力があり、泡立ちも良く、またスィートフローラル「ラクトン」の香りにより、髪や頭皮の不快臭を抑えてくれる、従来のニオイ防止系の「医薬部外品」シャンプーとは違うアプローチが、二つ目の特徴です。

また、本商品は、『頭皮・脂君』でお悩みの女性を完全にターゲットにしています。

私も通称「デオコおじさん」として、時々使用しています。香りが好きという訳ではなく、香りによって不快臭を抑えてくれる効果を優先した結果となります。ただ、コスパは良くないので、個人的には下の「オクトシャンプー」をお勧めします。

ライオン「オクトシャンプー」(医薬部外品)

ライオンさんの、「オクトシャンプー」はコスパの面でも非常に良いので、私は最近はこちらに安住しております。『頭皮・脂君』のニオイを抑えるのには、比較的効果はあるかと思います。ただ、『頭髪異臭君』には残念ながらやはり効果はないかと思います。

入浴時のシャンプー前に、ホホバオイル

無印良品の「マイルドオイルクレンジング」

私のように、頭皮が脂性タイプの方は、週に2‐3回程度(私の場合、秋と冬は毎日)、毛穴に入り込んでいるご自分の脂、シャンプーでは落としきれない目に見えない脂(市販のマイクロスコープ200倍以上で良く見えます)を、きちんと洗い落とすことが必要です。

それは、シャンプーとは別の所作、「頭皮クレンジング」です。

幼少の頃から、シャンプーとリンスと石鹸(途中からボディソープ)くらいしか使ったことが無く、存在すら知らなかった私は「頭皮クレンジングって、何?」という感じでした。

頭皮クレンジングを知らず、頭にハテナマークのあるイラスト

頭皮クレンジングは、シャンプーする前に、まずは頭の表面に膜として張ってしまっているような皮脂、厳密には毛穴に入り込んで取れにくい脂の塊となった「角栓様物質」や細胞間のひずみから出てくる脂、毛髪に付着した脂やヘアワックスなどを、油を使って吸着させて洗い落とすものです。

要は、「脂」を「油」で落とすんですね。

メイクを毎日されている女性であれば、「クレンジング」のことは良く分かっていらっしゃるかと思いますが、化粧品を使ったことが無い男性は、「クレンジング」の概念そのものがほとんどない気もします。

「クレンジング」に関しては、あまり商品の銘柄にこだわる必要はない気がしますが、私が当時よく使用していたのは、頭皮の皮脂成分に近い「ホホバオイル系」の「Pure Natural 頭皮スッキリクレンジング」でしたが、これまた、販売中止となってしまいました(泣)。

なので、無印良品の「マイルドオイルクレンジング」です。

まずは、こういったクレンジング系で皮脂をしっかり落とし、その後にシャンプーをしますので、実際には頭を2回洗うことになります。

「クレンジング」と「シャンプー」は、役割がそれぞれ違うのです。

いづれにしましても、これら商品は『頭皮・脂君』に効果はあっても、外出すると髪が臭い『頭髪異臭君』にとっては多少マシにはなりますが夕方や夜における冬の厳しい風の前では、ほぼ無力なのですトリガーは外気です。

外気のせいで髪が臭い!この解決に向けて

外出すると髪が臭い、外に出ると髪が臭くなる、トリガーは外気です。

特に、冬タイプの方は、寒くて晴れた日に、冷たい空気や風に当たり、室内に入った瞬間、髪や頭から異常な匂いがします(1年中タイプの方も同じ傾向です)。

人数は、極めて少なく、1,000人に1人程度かと思います(頭皮脂君は10人に2-3人)。

私は、これを『冬・外気・頭髪異臭君』と名付けました。

外出すると外気のせいで髪や頭が臭くなりますが、その匂いは独特で、言葉で表現するのが非常に難しい変な匂い、異臭だからです。

ネット状で表現されている匂いとして、煙臭い、鉄臭い、外臭い、外気の匂い、ほこり臭い、生臭い、塩素臭い、サビ臭い、などですが、これらはまるで別物のようですが、1つの同じ症状を表しています。

非常に深刻な悩みとなり、対人恐怖症や引きこもり、ノイローゼになる可能性もあるほどです。

このほか、春に外気のせいで髪や頭が臭くなる『春・外気・頭髪異臭君』や、季節を問わず外出すると臭くなる『1年中・外気・頭髪異臭君』も存在します。このタイプの方々は相当キツイと思います。

これらを纏め『頭髪異臭君』としました。

全て「外気」が匂いに影響しています。トリガーは外気です。そして外出して室内に入ると髪が臭くなるのです。

一般の方にお話をしても、医療関係者に説明しても、希少性が高すぎて、大変理解に苦しまれます。というか、全く理解されないと思います。

頭皮が臭くなる一般的な症状と違い、この症状は、冬になると、そして、外に出ると、室内に入ると、必ず髪が臭くなるのです。

更に、この症状は、人に隠したいコンプレックス系の症状なので、社会そのものがこの症状の存在を認識しづらく、『頭髪異臭君』の個人個人がそれぞれの生活の中で、今でも悩み苦しんでいる、というのが社会全体の構図、と私は考えています。

この症状は、非常に希少性・秘匿性・解決難易度が高いので、積極的に情報発信し、情報共有し、各方面の専門家のご協力を頂きながら、科学的・医学的にメカニズムの解明をすすめ、最終的に解決に結び付けたいと考えています。