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髪と頭の臭いの原因と対処法|冬型・通年型別 私の実践法と体験談①

髪型がボブくらいの屋外で陽の光を浴びて微笑んでいる若い女性の横顔

はじめに ― 医師に理解されにくい頭と髪の臭い

この症状は診察時に再現が難しく医師から「今は臭わない」「気のせい」「体臭は生理現象に一つで個人差あり多少は当たり前」「原因不明」とされやすい傾向があります。そのため、抗真菌薬などの処方薬までたどり着くのは非常に困難です。

ここでは、この症状に対する私の仮説私が行った実践プロトコルの記録を共有します。

仮説 ― 冬型と通年型の違い

これは、冬型としての35年の実体験と通年型との違いを観察してきた私がChatGPTとのやり取りを通じて構築した、私個人の勝手な仮説に過ぎない点は十分ご注意ください。

分析機関や研究機関と手を組み、客観的な情報として確認したかったのですが、既にご案内の通り、この症状自体の特殊性と理解のされにくさ、命に直結しないことによる優先度の低さから、国立大学や国立研究機関からの協力が得られなかった過去の経緯があります

<頭のニオイ分類表>

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タイプ1 頭髪異臭君頭皮脂君
タイプ2冬型通年型
匂い場所髪の毛(局所的)髪の毛+暴露皮膚(腕・胸元等で広範囲)頭皮
発症時期10-3月1年中1年中
発症
ピーク
12-2月12-2月
4-6月
ほか
夏・冬
深刻度①外気や風で髪から独特臭
室内外の寒暖差(外気5℃室内20℃等)でニオイ顕著
①外気や風で髪から独特臭
室内外の寒暖差はあまり関係ないかも
頭皮を擦ると脂臭い
関与要因
(可能性)
頭皮真菌(カンジダ?)
+外気空中浮遊細菌
+腸内環境・代謝
腸内カンジダ真菌
+外気空中浮遊細菌
+腸内環境・代謝
頭皮微生物
(マラセチア真菌)
(アクネ細菌)
+腸内環境・代謝
関与しうる分子
(可能性)
①マンナン(多糖類)=浮遊菌の餌になりうる②アセトアルデヒド(揮発性代謝産物)=浮遊菌の餌になりうる③脂肪酸(例:イソ吉草酸)④硫黄化合物⑤ジアセチル 等
発臭プロセスとトリガー
(可能性)
➊頭皮成分(上記①~⑤)が皮脂経由で髪の毛先に向かって移動(目安24時間で2-5cm)+➋洗髪により皮脂および①~⑤が髪へ拡散・再配置される

❸外気(空中浮遊細菌)との接触

➍空中浮遊細菌が、上記①~⑤を餌として分解し臭気発生

❺温度上昇で臭気が顕著化
➊腸カンジダ症(+リーキーガット)

➋腸から上記①~⑤が血流に入り、頭皮へ

❸頭皮成分(上記①~⑤)が皮脂経由で髪の毛先に向かって移動(目安24時間で2-5cm)+➍洗髪により皮脂および①~⑤が髪へ拡散・再配置

❺外気(空中浮遊細菌)との接触

➏空中浮遊細菌が、上記①~⑤を餌として分解し臭気発生
関与空中浮遊細菌
(可能性)
バチルス属、スタフィロコッカス属、シュードモナス属
深刻度極めて深刻、生活に支障軽~中
推定
発症率
500~1000人に1人10人に2~3人
匂いの例鉄・煙・塩素・外・ほこり・生・獣・サビ、臭い脂臭

私の好き勝手な考察

私が考えていることを好き勝手に書くのであれば、以下です。

冬型は、ニオイに悪さをする真菌が頭皮に居ます。だから頭皮への抗真菌薬で好転しやすい。

一方、通年型は、ニオイに悪さをする真菌は恐らく体内です。だから頭皮への抗真菌薬では好転しにくい。

この真菌、特にカンジダ菌は普段は日和見菌で中立なのですが、周囲の悪玉菌が増えることで悪玉菌に加勢する厄介な真菌です。

このカンジダ菌が出すマンナン(多糖類)アセトアルデヒド(揮発性代謝産物=周囲の人がくしゃみや鼻水がでやすくなるPATMとも関連があると思います)は、外気中の空中浮遊細菌にとって好物の餌となりえます

その空中浮遊細菌がそれらの餌を食べた後に排出する代謝物が不快臭であり異臭なのでしょう。

カンジダ菌は、通常、日和見菌である状態の際は「酵母型という円形」なのに対し、悪玉菌に加勢する状態の際は「菌糸型の棒形」になり、体内の組織に穴を空けたりする厄介な真菌です。

菌糸型の腸カンジダ菌が発生させたマンナンやアセトアルデヒドは血中を巡るようです。カンジダ菌そのものはサイズ的に、基本的には血中を巡りません。もしカンジダ菌が血中を巡ることがあった場合、重篤な、違う症状が健康上あらわれるので、健康上とくに大きな問題がなく、ニオイだけが特に気になる方の場合、血中移動物質は恐らくマンナンやアセトアルデヒドでしょう。

排出量はアセトアルデヒドの方が多いと思います。そしてこれらの成分が頭部の毛根から皮脂を通じて毛先に向かって移動します。洗髪そのものでも、これらの物質は髪全体に拡散・再配置されます。

そこに空中浮遊細菌がくっついて不快臭を発生させるというメカニズム仮説

なので、私を含めた「冬型」は体の外なので比較的取り組みやすい印象ですが、「通年型」は体の中の要因が関与するため、かなりの工数の取り組みが必要になるのではないかと考えています。「通年型」の場合、大変残念で、非常に厄介と思います。体の中で何が起きているかは、非常に把握しづらい。だからこそ「通年型」は「血液検査」と「尿有機酸検査」が手掛かりとなる、と勝手に考えていますこの「血液検査」と「尿有機酸検査」から入って好転体験をした方を私は知っているのでこう言っております。

この考えは何らエビデンス(証拠)もなく私の体験知を踏まえ、ChatGPTも駆使して辿り着いた仮説です。

<タイプ別プロトコル比較表(概要)>

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タイプアプローチの順番頭皮真菌ケア腸内ケア備考
冬型
(私の場合)
①頭皮真菌ケア
②腸内環境ケア
ケトコナゾール外用(医師相談または合法な個人輸入)食事ケア・サプリメントで腸内真菌と細菌のバランス調整外気と頭皮真菌の組み合わせが臭いの引き金
通年型
(私見)
①頭皮真菌ケア(念のため)
②腸内環境ケア
③頭皮真菌ケア
効果を感じにくい場合が多い外気が引き金になるが、全身要因も関与しやすい

「頭髪異臭君(冬型)」の好転体験実践法(私の場合)

順番の理由(頭皮真菌ケア→腸内ケア)

冬型は、外気中の空中浮遊細菌と頭皮真菌が反応して臭いを生じると考えています。まず頭皮真菌を減らすことで、症状の引き金を抑えやすくなると考えています。

頭皮真菌ケアの流れ(私のケース)

医師からの処方が基本ですが、私の場合は診断で症状を理解されず、処方に至りませんでした。

そこで、日本の薬機法で認められる条件(自己使用目的・数量制限・禁止成分なし)を満たす形で、海外からケトコナゾール外用薬を個人輸入しました。使用は、既存の添付文書や当事者間の情報を参考にし、安全性は自己責任で管理しました。

また、「零売薬局」という手もあります。

私の具体的な好転体験実践法の記録(2022年)

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 11/0811/0911/1011/1111/1211/13
 夜開始
●頭皮塗布
在宅勤務
●頭皮塗布
出社
●頭皮塗布
在宅勤務
●頭皮塗布
半日外出
●頭皮塗布
1日自宅
●頭皮塗布
11/1411/1511/1611/1711/1811/1911/20
出社
●頭皮塗布
在宅勤務
●頭皮塗布
在宅勤務
●頭皮塗布
在宅勤務
●頭皮塗布
出社
●頭皮塗布
1日自宅
●頭皮塗布
1日自宅
●頭皮塗布
11/2111/2211/2311/2411/2511/2611/27
出社
●頭皮塗布
在宅勤務
●頭皮塗布
自宅
●頭皮塗布
出社
●頭皮塗布
出社
●頭皮塗布
1日自宅
●頭皮塗布
外出➡
好転
●頭皮塗布
11/2811/2911/3012/0111/2511/26 
出社
●頭皮塗布
出社
●頭皮塗布
出社
●頭皮塗布
出社
●頭皮塗布
  

●=ケトコナゾール抗真菌薬(塗り薬)を頭皮に塗布して使用。

<総括>

・実施期間:2022年11月8日~12月1日

・塗布日数:24日間

・合計使用量=90g

・体感変化:

私の場合、使用開始から19日後まで途中で異臭の有無や軽減状況を全く確認しなかったです。他の当事者の話では、翌日に好転体験を感じたり、2週間で感じた等様々です。

<使用開始時の注意>

・塗り薬は、発疹・痛み・痒み・赤みなどを感じたら、即中止するつもりで、使用を開始しました。

・初めてのことだったので、日々の経過観察は欠かさずに行いました。

<実施時の工夫>

・在宅勤務の日は、丸1日外出しないで、塗ったまま長時間置くことで「塗布時間」を稼ぎました。

・土日も可能な限り自宅待機。外出が必要な場合は半日程度に制限して塗っている時間を稼ぐ。

・11月8日~26日まで、自宅滞在は11日、外出は7日(滞在率約61%)。

コロナ禍で在宅勤務をフル活用できたことは大きな利点でした。

<当時のメモ>

・例年と同じく9月下旬から外出時に臭いが発生。

初日は少量のみ塗布して様子見、問題なしと判断して翌日から通常量を使用。

・11/08~25:つむじ周辺など汗や皮脂が出やすい頭皮を中心に塗布。塗るというより刷り込む感じ

・11/27~12/1:後頭部や側頭部など汗がかきにくい部分まで塗布範囲を拡大

・11/27:冬季の屋外運動でも不快臭は発生せず、シャンプーの香りだけが残ったことに驚きました。

・2週間程度でも好転を感じられる可能性はあるが、再発防止のため3週間+α。

・最大のポイントは、在宅勤務によって十分な塗布時間を確保できたこと。

(The薬のニオイの場合もあるので、頭にタオルでも巻いて過ごしたこともあります)

腸内環境ケアの流れ(再発予防と体質ケア)

頭皮真菌ケアで変化を3年連続(2022年~2024年)で感じた後、「頭髪異臭君(通年型)」の好転を目指す中で、腸内環境の影響の大きさを知り、私の身体の脂臭を抑える目的もあり、食事制限とサプリメントを導入しました。このサプリメントのプロトコル内容は、別記事でご案内します。

個人輸入という選択肢と注意点

日本で合法とされる条件

1.自己使用目的(譲渡や販売は不可)

2.通常は1〜2か月分まで

3.禁止成分や規制医薬品ではないこと

※厚生労働省は自己使用目的の個人輸入を一定条件で認めています。

※品目や量で要件が異なるため、厚労省の最新情報で必ず事前確認が必要

ケトコナゾール使用上の注意(一般情報)

ケトコナゾールは妊娠中の使用に関して、妊娠中は“有益性がリスクを上回る場合に限る”。必要時は医師と要相談。また、塗り薬(外用薬)ではなく経口薬では肝機能障害の副作用が報告されています。外用薬での全身への影響は少ないとされますが、長期間・広範囲使用時は注意が必要です。

安全面の注意点

1.偽物や品質不明品が届くリスク

2.医師フォローなしでの使用による副作用リスク

3.使用はあくまで自己責任

私が利用した個人輸入サイト(体験談として)

私が個人輸入で利用したのは「オオサカ堂」という海外医薬品通販サイトです。ただ、私は斡旋目的ではないためリンクは一切貼りません。また、偽物や品質不明品が届く可能性もあるため、利用はあくまで自己責任になります。私は過去に複数回利用し、私の注文分は問題なく届いたこともありました。口コミなどよく確認してみて下さい。

ただし、これはあくまで私のケースであり、常に安全という意味ではありません。個人輸入には偽物や品質の不確かさなどのリスクが伴います。また、海外の安価な医薬品が流入することは、医療業界や一部のクリニックの利害と衝突するため、批判の対象になりやすい現実もあります。

この情報の位置づけ

ここで紹介しているのは、私が選択した手段と経緯です。使用を検討する場合は、法律と安全性を必ず確認してください。

「頭髪異臭君(通年型)」の好転体験実践法(私見)

冬型の方法が効きにくい理由

通年型は腸内環境や代謝など全身要因が強く関与する傾向があります。頭皮ケアだけでは好転体験しない人が多いと感じています。因みに、この頭皮ケアのみの対処において、「冬型」10名中9名が好転体験を感じたようです(1名未回答)。自称「通年型」は、7名中5名が好転体験を感じなかったようです。

腸内ケア→頭皮ケアの順番が有効だった事例

私が知る「通年型」の方は、頭皮真菌ケアでは変化がない方も多いです。また、腸内ケアを先に行った後に頭皮真菌ケアを追加することで好転体験を感じられたケースもあります。また、頭皮真菌ケアだけで好転体験をされた方もいます。冬型・通年型という言葉の定義づけの問題なのか不明ですが、両方でカバーできるのかもしれません。

「頭皮真菌ケア(ケトコナゾール)」

「(目安1~2週間で)好転体験なし」

「腸内ケア(腸内真菌・細菌バランス調整)」

頭皮真菌ケア(ケトコナゾール)」

抗真菌薬シャンプーは 米国CDC「Fungal skin infections(2022)」 でも治療選択肢の一つとして紹介されています。

まとめ-取り組む際の注意点

・この記事は私の経験と私見であり、治療や改善の保証はありません。

・行動する際は法律と安全性を必ず確認してください。

・冬型と通年型では順番が異なる場合があります。自分に合った流れを探すことが重要です。

免責事項

本サイトの内容は、筆者自身の体験や調査に基づく情報提供であり、医師や専門家による診断・治療に代わるものではありません。また、特定の医薬品やサプリメント、個人輸入サイトなどを斡旋・販売する目的は一切ありません。

筆者は「頭や髪の臭い」に悩む当事者として、研究的な観点から記録・整理を行い、同じ悩みを抱える方の参考になればと考えています。なお、参考情報の探索にはChatGPTなどのAIツールを活用する場合もありますが、その有用性は利用方法に左右されます。

本サイトの情報やAIツールを含む参考情報の利用はすべて自己責任でお願いします。効果や改善を保証するものではなく、体調不良や症状が続く場合は必ず専門の医師にご相談ください。