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【体験談⑧】髪や頭がすぐ臭くなる!すぐに臭うのを軽減した私の知見

頭がすぐ臭くなる!すぐに臭うのを体験するイラスト

<頭髪異臭君編:第2部・第8章>

まず、明確にしたいこと

お読み頂く前に、まず明確にしたいのですが、あなたのお悩みは、以下、どちらでしょうか?

① 一般タイプ
10人に2~3人)
頭皮がすぐ臭くなる悩み
② 特殊タイプ
(1000人に1人)
外に出ると頭皮というより、髪や頭がすぐ臭くなる悩み

上記1の方は、この記事は特殊過ぎるので合致せず、当サイト第1部が合致しています。

上記2の方は、この記事(第2部)が合致しているので、ご自分の悩みと照合しながら読んで頂ければと思います。

少し分かりづらいので、私が体験した、頭が臭い2種類の症状を以下の通り整理します。

頭が臭い分類表

すぐに髪や頭が臭くなる【私の症状】

イラスト動画再生はこちら

 ↓

(頭がすぐに臭くなる)

・私は、中学2年(13才)から、48才までの35年間、頭の臭い(頭皮というより髪や頭がすぐ臭くなる)に悩み続けました。

・私の場合、夏はまったく問題なく、冬のみに発症する、非常に特殊な症状です(人によっては春のみや、季節問わず)。

・この臭いは「〇〇の匂い」と適切な言葉で断定するのが難しいのですが、とにかく、良い匂いではありません。

・外に出ると髪や頭がすぐに臭くなりますが、家の中で一日過ごせば匂いはそれほど問題にはなりません。

・また、数十分、時間が経つと、匂いは自然と消えたり、雨の日は匂いが比較的抑えられる不思議な一面もあります。

・そして、家に一日中いれば、あまり頭や髪の臭い匂いは気になりません。

・中学の13才から48才までの35年間、この頭がすぐに臭くなる症状に悩みました。

・学生時代、頭が臭った時は、学校のトイレに駆け込み、頭を水でちょっと濡らして拭くと、多少マシになりました。

・社会人になってからは、果てしないシャンプー探しの旅に出て、色々と購入して試してみては、ダメかと失望の連続。

・基本的には、ネット上で言われている、どんな対策もこの症状には通用しませんでした。

・そんな中、皆さんも、試行錯誤しながらも、独自のオリジナリティーのある方法を色々お持ちかと思いますが、当時の私は、ミョウバンスプレー(これ、効果なかったです)を忍ばせて、出先のトイレでスプレーしたりしました。この、こっそりとやる姿が、これまた情けない。

・香水系も試しましたが、匂いが混じって最悪になります。

・『頭皮脂君』には多少の効果はあっても、特定の環境下で、頭や髪がすぐに臭くなる『頭髪異臭君』には効果がほとんど期待できず。

・ネットで一生懸命『頭髪異臭君』の解決策を探すものの、無いものを探すだけ時間の無駄でした。

・自分と同じ症状の人間が周囲には殆どいない悩みで、世界に自分一人なのではと心細い症状。

・また、「自分の匂いが他人にバレているのでは?」「友達が離れてしまうのでは?」といった強迫観念も生まれ、メンタルを大きくやられましたが、今、冷静に振り返ると、特定の時期に限定された症状によって、友達が離れてしまうということは、全くありませんでした。

髪や頭がすぐ臭くなる、私と同じ症状で悩む方の【ネットでの現状】

皆さんに、先ずご理解頂きたいのは、頭や髪がすぐに臭くなる、この症状は、非常に特殊な症状のため、周囲の人にその症状を説明したり相談したとしても、悲しいことに、殆ど理解されないと思います。その実態が垣間見えるのが、ネット上のQ&A系のサイトでもあります。どれほどミスマッチを起こしているか、以下の通り、事例を見てみましょう。

【事例1】

<質問:1月の冬の時期、女性による質問>

・外に出ると頭がすぐに臭くなります。

・髪が長いし、縮毛矯正もしたりで、結構傷んでいるからかもしれません

・何か良い方法、ありますか?

<ベストアンサー>

・その場合、もう〇〇のシャンプーしかないですよ!

<著者のコメント>

・この方は典型的な『頭髪異臭君』と思います。

・それが判別できるキーワードは「1月の冬」「外に出ると」「頭がすぐ臭くなる」です。

・私も同じ症状の経験をしたから理解できますが、このベストアンサーは間違っていると思います。

・私も、体験済みですが、この症状は、シャンプーの種類を変えると最初だけ多少マシにはなりますが、効果は極めて薄いです。

・一般の方は、「外に出るとすぐ頭が臭くなる」を読んだ時点で「は?」となるほど、理解に苦しまれるかと思います。

・頭がすぐに臭くなる原因は、シャンプーで対処できないので、このベストアンサーの路線では、ほぼ問題解決には至らないと思います。

【事例2】

お医者さんとやり取りができるとあるサイトでは、権威あるお医者さんにも中々理解されにくい現状があります。

質問「頭がすぐ臭くなるのですが、どうすれば良いでしょうか?」

医師「多汗症や便秘はありますか?」

医師「汗を抑える治療をしてみては?」

私からの補足「私の場合、多汗症や便秘の問題ではなく、頭の匂いの他は、至って健康でした。汗を抑える治療は、効果が多少あるかもしれませんが、そもそも方向性が違う気もします。」

また、美容院等の美容関係者に相談しても、理解されにくい症状なので、一般的な症状である『頭皮脂君』に対するアドバイス(頭の洗い方、乾かし方、おすすめのシャンプー、クレンジング剤、の紹介)を受けるかと思います。要は『頭髪異臭君』向けではないのです。

髪や頭がすぐ臭くなる方が【ネットで空回りする理由】

・『頭髪異臭君』の症状そのものが摩訶不思議なので、経験者同士でないと会話が成り立たず、一般人からは全く理解もされません。

・頭がすぐに臭くなる、この発症者は1000人に1人程度の希少性の高さで、999人は未経験者なので、そもそも人数も少なすぎます。

・この問題解決は、難易度が高すぎて、希少性の高い経験者に出会えても、殆ど解決策に辿り着けないと思います。

・この症状に特有の匂いは、過去に嗅いだことが無い匂いで、的確な言葉として表現するのが難しいです。

・これらのことから、未経験者には全く理解されず、コミュニケーションそのものが空回りします。

髪の臭いが発生する主な原因

髪や頭の臭いは単純に「頭皮の皮脂汚れ」では説明できません。私の体験と調査を踏まえると、次のような複数の要因が重なって発生していると考えています。

➊ 外気中の空中浮遊細菌の髪への影響

外気中には空中浮遊細菌(グラム陽性菌:マイクロコッカス、スタフィロコッカス、グラム陰性菌:シュードモナス、胞子形成菌:バシルス等)が含まれており、髪に付着します。いずれも土壌由来の細菌で、晴れた風の強い日は空中浮遊菌が髪にくっつきやすく、雨の日は細菌が浮遊できず地面に落とされるため髪からの不快臭が軽減します。天候による髪の不快臭の強弱は、多くの方が体感としてご存知かと思います。

また、毛髪側・頭皮側は、腸内環境の乱れによるガス成分や代謝産物、皮脂および頭皮の真菌(マラセチアやカンジダ真菌)と相互作用を起こし、独特の臭いを生じさせている可能性があります。

➋ 頭皮由来の真菌・皮脂成分と腸内環境の関与

臭いは頭皮表面の話だけでなく体内からも関与します。腸内環境の乱れによるガス成分や代謝産物が、血中に溶け込み、全身を巡り、頭皮の皮脂やガスおよび真菌が、毛細管現象のように毛先に向かって髪へ移動します。時間経過とともに毛先にこれらが移行し、10時間で1〜2cm、20時間で2〜4cmと進みます(あくまで目安で、皮脂の過剰分泌体質の場合、もう少し移動距離が多いかもしれません)。

また、「頭髪異臭君」の冬型では、温度上昇が不快臭の増幅装置となり、夕方〜夜にかけて臭いが強くなる傾向があります(通年型は様相が少し違うようです)。

❸ 腸内+頭皮の「二面ケア」が重要

体臭の原因は腸内環境と頭皮表面の両方にあり、どちらか片方だけのケアでは好転は難しいと考えています。別記事で好転体験のための具体的な対策(腸内ケア・頭皮ケア)を紹介しています。個人的には抗生物質により善玉菌が少なくなり日和見菌だったカンジダが増殖して発症する、腸カンジダ症を私の場合は考えています。

➍ 社会的理解不足と標準治療の限界

「髪が臭う」という症状は一般常識の外にあり、医学的にも理解されにくいのが現実です。皮膚科診療ガイドラインには「頭皮臭・毛髪臭」という概念自体が存在せず、標準治療の枠組みからも外れています。

そのため、皮膚科医やネットの未経験者の意見だけに頼るのではなく、オーソモレキュラー療法や栄養療法へのアクセス、自らの情報収集、ChatGPT(有料版かつ最新)のような横断的かつ体系的な知識ツールの活用(皮膚+腸+肝+代謝+栄養)が、回復への鍵になると私は考えています。

(ただし、有用性はあくまで「使い方次第」です。入力情報が少なかったりすると時々トンチンカンな回答をするケースもありますが、事前に与える情報の質と量に加え、単発で終わらず多角的に掘り下げて質問することが重要です。結局のところ、質問力と理解力が成果を左右しますので、あくまで自己責任です)

別の記事で詳細の対処法をご案内していますので、確認してみて下さい。